C2600とは銅70:亜鉛30の銅合金で黄銅1種やBs1と呼ばれる材料です。板材として多く流通しているC2801と比べ銅の含有量が多く、カシメ性や絞り性が良い特徴があります。C2801では曲げ加工時に割れてしまう場合はC2600を使用することもで改善する場合もあります。カメラ部品、装飾品、電気部品などに使用されています。通常、CO2レーザー加工機で黄銅板を切断することに消極的になる加工業者が多いですが、当社では概ね3mmまでの黄銅板を切断することが可能です。 C2600の成分表 Cu(銅)Pb(鉛)Fe(鉄)Sn(錫)Zn(亜鉛)Al(アルミニウム)As(ヒ素)Be(ベリリウム)Mn(マンガン)Ni(ニッケル)Si(ケイ素)P(リン)その他68.5-71.50.05以下0.05以下-残部-------- C2600の寸法表 O(なまし材)(mm)365x12000.3〇0.5〇0.8〇1〇1.2〇1.5〇2〇3〇 ※自社切断可能寸法 C2600の物理的性質 比重熱伝導率導電率[W/(m・K)](20℃)IACS(%)8.5312128 ※参考値 C2600の機械的性質 厚さ引張強さ伸びビッカーズ硬さ(mm)(N/mm2)(%)(HV)O0.1-0.3275以上35以上-0.3-3.0275以上40以上1/4H0.1-0.3325-42030以上55-1250.3-3.0325-42035以上55-1251/2H0.1-0.3355-45023以上85-1450.3-3.0355-45028以上85-1453/4H0.1-0.3375-49010以上95-1600.3-3.0375-49020以上95-160H0.1-0.3410-540-105-175EH0.1-0.3520-620-145-195 ※参考値 C2600の板厚公差 365x12001000x20000.1以上0.15以下±0.02-0.15を超え0.25以下±0.02-0.25を超え0.35以下±0.03±0.060.35を超え0.50以下±0.04±0.070.50を超え0.80以下±0.04±0.080.80を超え1.2以下±0.05±0.101.2を超え2.0以下±0.06±0.122.0を超え3.2以下±0.08±0.15