Steel Type

取扱鋼種

A5083とは5000番系アルミニウム合金の中でもMg(マグネシウム)の含有量が多く、非熱処理系アルミ合金の中で高い強度を持ったアルミ合金です。
主に溶接構造用として使用されており、耐食性、溶接性、耐海水性、低温特性に優れています。
ただし、A5052と比べ応力腐食割れの可能性が高いため加工時に注意が必要です。
また、ロウ付け時に温度を上げることができないため、加工の難易度が上がります。
板と丸棒が流通していますがA5052と比べ流通量は多くありません。

A5083の用途

LNGタンク、圧力容器、低温保管用タンク、構造用部品、半導体製造装置

A5083の成分表

Si(ケイ素)

Fe(鉄)

Cu(銅)

Mn(マンガン)

Mg(マグネシウム)

Cr(クロム)

Zn(亜鉛)

Ti(チタン)

その他個々

その他合計

Al(アルミニウム)

0.40以下

0.40以下

0.10以下

0.40-1.00

4.00-4.90

0.05-0.25

0.25以下

0.15以下

0.05以下

0.15以下

残部

寸法、外径公差についてはお問合せ下さい。