A5056
旋盤加工対応鋼種 / アルミニウム
A5056とは5000番系アルミニウム合金の代表鋼種であるA5052と比べMg(マグネシウム)の含有量が多いためA5052より強度が高いアルミ合金です。
耐食性と、陽極酸化処理性(アルマイト性)とその染色性が良好であることが製品の表面に出るような部品に使用されます。
ただし、A5052と比べ溶接性は劣るため、溶接が必要な場合はA5052を使用した方が良いでしょう。
A5052と比べ、引抜、押出共に丸棒の規格サイズが小刻みに設定されており、様々なサイズが流通しています。
これは旋盤加工用として使用されることが多いためで外径の切削時のロスを少なくすることができます。
用途
精密機械部品、光学部品、電子部品、通信機器、ファスナー
A5056の成分表
| Si(ケイ素) | Fe(鉄) | Cu(銅) | Mn(マンガン) | Mg(マグネシウム) | Cr(クロム) | Zn(亜鉛) | その他個々 | その他合計 | Al(アルミニウム) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0.30以下 | 0.40以下 | 0.10以下 | 0.05-0.20 | 4.50-5.60 | 0.05-0.20 | 0.10以下 | 0.05以下 | 0.15以下 | 残部 |
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