SUS304Lとはオーステナイト系ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS304の炭素量を低減し耐粒界腐食性を向上させた材質です。
レーザー加工や溶接等により550℃から900℃の熱が加わった時にCr(クロム)と結合し耐食性が低下することを防ぐため、C(炭素)の含有量を0.03%以下にコントロールしています。
加工部の耐食性を損なうことがないことから化学工業用、石油精製用、製紙工業用の製品に使用することがあります。
ただし、SUS304と比べ流通量が少なく価格が高くなってしまったり、板厚のバリエーションが少ないためご希望の寸法がご用意できない場合もあります。