SUS301とは板バネ用として使用されるオーステナイト系ステンレス鋼です。
オーステナイト系ステンレスの代表鋼種であるSUS304と比べ、ニッケルとクロムを低減し炭素量が多いため冷間圧延時の加工硬化が大きくなります。
クロムが少ない分、応力腐食割れに弱く、耐食性はSUS304と比べ劣ります。
SUS301CSP(Cold-rolled steel strip for springs)と表記され、その後に硬さを表す『EH、H、1/2H、3/4H』という記号がつきます。
板バネとしてご使用される場合は硬さとロール目をご指定下さい。