A6061
レーザー加工対応鋼種 / アルミニウム
A6061とは6000番系アルミ合金の中で主に板材やコイル材、丸棒として流通している材質です。
Al-Mg-Siの組織を持ち、T6処理により高い強度を得ることができます。
A5052と比べA6061P-T6は強度が優れているため、強度が必要な場合はA6061P-T6を、溶接が必要な場合はA5052を使用するとよいでしょう。
A2017(ジュラルミン)と比べた場合、耐食性は優れますが強度ではA2017の方が優れています。
構造用や船舶部品として使用されます。
通常、CO2レーザー加工機でアルミ板を切断することに消極的になる加工業者が多いですが、当社では6mmまでのアルミ板を切断することが可能です。
A6061の成分表
Si(ケイ素) | Fe(鉄) | Cu(銅) | Mn(マンガン) | Mg(マグネシウム) | Cr(クロム) | Zn(亜鉛) | Ti(チタン) | その他個々 | その他合計 | Al(アルミニウム) |
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0.40-0.80 | 0.70以下 | 0.15-0.40 | 0.15以下 | 0.8-1.2 | 0.04-0.35 | 0.25以下 | 0.15以下 | 0.05以下 | 0.15以下 | 残部 |
A6061の寸法表
T6またはT651 | ||
---|---|---|
(mm) | 1000x2000 | 1250x2500 |
0.5 | 〇 | |
0.8 | 〇 | |
1 | 〇 | |
1.5 | 〇 | |
1.6 | 〇 | |
2 | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | 〇 |
4 | 〇 | 〇 |
5 | 〇 | 〇 |
6 | 〇 | 〇 |
A6061の板厚公差
1000x2000 | 1250x2500 | |
---|---|---|
0.45を超え0.70以下 | ±0.06 | ±0.09 |
0.70を超え0.90以下 | ±0.06 | ±0.10 |
0.90を超え1.1以下 | ±0.08 | ±0.10 |
1.1を超え1.7以下 | ±0.10 | ±0.13 |
1.7を超え1.9以下 | ±0.10 | ±0.13 |
1.9を超え2.4以下 | ±0.10 | ±0.13 |
2.4を超え2.7以下 | ±0.13 | ±0.13 |
2.7を超え3.2以下 | ±0.13 | ±0.13 |
3.2を超え3.6以下 | ±0.13 | ±0.13 |
3.6を超え4.5以下 | ±0.20 | ±0.20 |
4.5を超え5.0以下 | ±0.25 | ±0.25 |
5.0を超え6.5以下 | ±0.28 | ±0.28 |