SUS310Sとは25Cr-20Niの組織を持ち、SUS304(18Cr-8Ni)やSUS309S(22Cr-12Ni)よりCr(クロム)とNi(ニッケル)を多く含有しています。
オーステナイト系ステンレス鋼の中でも非常に耐食性と耐熱性に優れています。
同じ耐熱ステンレス鋼であるSUS309Sより耐熱性に優れており1000℃以上の環境で使用される材質です。
Ni(ニッケル)を多く含むことから冷間加工時に磁性を帯びることがないので磁性を嫌う場面で使用することも多い反面、切削性はSUS304やSUS309Sと比べて劣ります。
価格SUS304と比べるとかなり価格は高くなります。