取扱鋼種

SUS310S
旋盤加工対応鋼種 / ステンレス

SUS310Sとは25Cr-20Niの組織を持ち、SUS304(18Cr-8Ni)やSUS309S(22Cr-12Ni)よりCr(クロム)とNi(ニッケル)を多く含有しています。
オーステナイト系ステンレス鋼の中でも非常に耐食性と耐熱性に優れています。
同じ耐熱ステンレス鋼であるSUS309Sより耐熱性に優れており1000℃以上の環境で使用される材質です。
Ni(ニッケル)を多く含むことから冷間加工時に磁性を帯びることがないので磁性を嫌う場面で使用することも多い反面、切削性はSUS304やSUS309Sと比べて劣ります。
価格SUS304と比べるとかなり価格は高くなります。

用途

燃焼室部品、燃焼器具、加熱炉部品、治具、排ガス部品、熱交換器、耐熱調理器具

SUS310Sの成分表

C(炭素) Si(ケイ素) Mn(マンガン) P(リン) S(硫黄) Ni(ニッケル) Cr(クロム) Fe(鉄)
0.08以下 1.50以下 2.00以下 0.045以下 0.03以下 19.00-22.00 24.00-26.00 残部

SUS310Sの物理的性質

密度(Kg/cm³) 比熱(KJ(kg・K)) 熱膨張係数((0~100℃)10-6/K) 熱伝導率(W/(m·K)) 電気抵抗(μΩ·cm) 磁性
7980 0.5 15.9 14.3 78 非磁性

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