C5191とはCu(銅)に5.5%から7.0%のSn(錫)を添加した合金で、主にバネ性が必要な部品や純銅より硬さが必要な部品に使用されます。
C1020やC1100等の純銅と比べ展伸性、導電性は劣りますが、強度や耐摩耗性、応力腐食割れに優れています。
電気を通すコネクターやスイッチ等の電気材料用として使用されます。
よりバネ性が必要な場合はSn(錫)の含有量が少し多いC5210(バネ用リン青銅)という材質もありますが、導電率はC5191の方が優れています。
強度、通電性が必要なシム・ライナーの制作には欠かせない材質です。
通常、CO2レーザー加工機でリン青銅板を切断することに消極的になる加工業者が多いですが、当社では概ね3mmまでのリン青銅板を切断することが可能です。