C1220とは微量のP(リン)を添加することによって脱酸し水素脆性を改善した純銅です。古い図面にはTCuと記載されていることがあります。
C1100では、高温(約600℃)に加熱すると水素脆化を起こす可能性がありますが、C1220は水素脆化の心配がありません。
ただしC1100やC1020と比べると熱伝導率、導電率が劣ります。
加工性が良く、板材は建築用や仏具に、銅管は空調機器に多く使用されています。
通常、CO2レーザー加工機でリン脱酸銅板を切断することに消極的になる加工業者が多いですが、当社では概ね3mmまでのリン脱酸銅板を切断することが可能です。