A2011とは2000番系アルミニウム合金の中でも快削アルミという位置づけになります。
Cu(銅)を添加することで鉄にも匹敵する強度が得られますが、Cu(銅)を添加することで耐食性は低くなります。
また、アルマイト性は純アルミやMg系と比べ劣ります。
切削性向上のためにPb(鉛)を添加しており、現行のRoHS規制やその他の環境負荷物質に指定されているため注意が必要です。
各アルミメーカーからはCB156、KS26(UACJ)やG23(昭和電工)などRoHS規制に対応した非鉛快削アルミが発売されており、代替品として使用されています。
主に旋盤での加工を前提とした材料です。