64チタン(ロクヨンチタン)とはTi-6Al-4Vの組織を持ち、α相とβ相の特徴をバランスよく組み合わせたチタン合金です。
チタン合金の中で最も多く使用されています。
熱伝導率が少なく、軽量で耐食性に優れていることから人工関節などの医療用、航空宇宙分野や車のエンジン部品に使用されています。
純チタンと比べ優れた機械的性質を持つチタン合金の中で最もポピュラーな材質です。

64チタンの成分表

C(炭素)

H(水素)

O(酸素)

N(窒素)

Fe(鉄)

Al(アルミニウム)

V(バナジウム)

Ti(チタン)

0.08以下

0.015以下

0.20以下

0.05以下

0.25以下

5.50-6.75

3.50-4.50

残部

64チタンの物理的性質

比重

溶融点

電気抵抗

熱伝導率

ヤング率

ポアソン比

比熱

(℃)

(μΩ-cm,20℃)

(W/m℃)

(GPa)

(J/kg・K)

4.43

1650

1.71

7.5

110

0.34

585

※参考値