Technology Introduction

技術紹介

シム・ライナー

あらゆる材料で制作できます

安芸メタル工業では鉄やステンレスはもちろん、Co2レーザーでは切断が困難とされるアルミや銅や真鍮などの伸銅品で制作が可能です。
極薄板や箔も制作できます。
材質にもよりますが最小厚t0.005の箔も切断可能です。

シム・ライナーとは

機械装置を組み立てる際に、どうしても公差や誤差が積み重なり隙間や傾きができてしまいます。
当然、隙間や傾きが無いに越したことはないのですが、±0.00の精度で機械装置を組み立てることは不可能に近いのです。
その隙間を埋めるためにシム・ライナーが使用されます。
ただ、当然ながらシム・ライナーを使用する箇所の形状は様々ですよね。
そこで、安芸メタル工業のオーダーメイドのシム・ライナーが役に立つということです。

シムとライナーの違いって?

まずシムもライナーも詰め物であることに間違いはありません。
他にも『カラー』とか『スペーサー』など似たようなものがあります。
安芸メタル工業ではシムは薄いもの、ライナーはシムよりも厚いものと認識しています。

シム・ライナーの形状

シム・ライナーは既製品として決まった形状のもが流通しています。
具体的には四角いもの、リング状のもの、溝付きのもの、穴のあいたもの等機械の形状によって様々です。
シート状のシムも販売されています。
機械にぴったり合えば、それに越したことはありません。
ただ、既製品では対応できない形状には安芸メタル工業のオーダーメイドシム・ライナーが役立ちます。

シム・ライナーの材質

当社で製造するシム・ライナーで最も多い材質は真鍮とステンレス鋼のシム・ライナーです。
ステンレス鋼は耐食性があり強度もあります。
他にはパッキンとしても使用できる黄銅、軽量なアルミ、安価な鉄など用途により様々な材質が使用されています。
『より通電性の良いシム・ライナー』『より耐食性の良いシム・ライナー』『より軽いシム・ライナー』『より高強度のシム・ライナー』
金属材料にはそれぞれ特徴があり、長所短所があります。
必要であれば、お客様の意見をヒアリングさせていただきベストな材質を提案させていただきます。

シム・ライナーの納期

シムやライナーは機械装置を組み立てる時に使用されます。
当然、突発的に必要になる場合もあると思います。
安芸メタル工業では材料があれば即日出荷も可能ですし、材料の在庫がなければ入荷次第に加工し出荷させていただきます。
お見積り時に納期を回答させていただきますのでご納得いただいた上でお届けいたします。

シム・ライナーの価格

安芸メタル工業では標準サイズのシム・ライナーを在庫しているわけではありません。
すべて受注生産となります。
枚数や形状によって、価格は大きく変動します。
価格については、まずは見積をさせていただきご納得いただいた上で制作いたします。
運賃についても見積書に記載させていただきます。

シム・ライナーの製造可能寸法

技術的には最小φ5から最大1500x3000まで対応させていただきます。
ただ、材質や板厚により定尺寸法が異なりますのでまずは見積依頼時にお問合せ下さい。