C5191(リン青銅2種)
旋盤加工対応鋼種 / 伸銅品
C5191とはCu(銅)に5.5%から7.0%のSn(錫)を添加した合金で、主にバネ性が必要な部品や純銅より硬さが必要な部品に使用されます。
C1020やC1100等の純銅と比べ展伸性、導電性は劣りますが、強度や耐摩耗性、応力腐食割れに優れています。
電気を通すコネクターやスイッチ等の電気材料用や歯車、ネジ、ボルト、ナット等として使用されます。
C5191の成分表
Cu(銅) | Pb(鉛) | Fe(鉄) | Sn(錫) | Zn(亜鉛) | Al(アルミニウム) | As(ヒ素) | Be(ベリリウム) | Mn(マンガン) | Ni(ニッケル) | Si(ケイ素) | P(リン) | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
59.0-62.0 | – | – | 5.5-7.0 | 0.20以下 | – | – | – | – | – | – | 0.03-0.35 | Cu+Sn+P99.7以上 |
C5191の物理的性質
比重 | 熱伝導率[W/(m・K)](20℃) | 導電率IACS(%) |
---|---|---|
8.83 | 65.8 | 14 |
※参考値
公差、取扱寸法についてはお問合せ下さい。